> ヤマハモーターエンジニアリング株式会社|導入事例NOKIOOの人材育成ソリューション 「これからのチームワーキングを組織に」

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導入事例 Case Study

企業内カスタマイズ研修

中堅人材育成

対話型組織開発研修 ーチームの問題、業務の問題をコミュニケーションから考えるー

ヤマハモーターエンジニアリング株式会社

商品開発部 エンジン設計グループ グループリーダー 村松 浩義 様

テーマ:対話型問題解決研修

対話型組織開発研修 ーチームの問題、業務の問題をコミュニケーションから考えるー

インタビュー

背景・課題

部門主導で開発チームの連携強化を行い、開発品質向上を実現したい

 当社はヤマハ発動機の子会社であり、オートバイの開発等を請け負っている、エンジニア中心の組織です。研修を検討していた当時、開発中の不具合や手戻りなど、開発品質に対して、ここ数年課題感を持っていました。不具合等の内容を我々基幹職同士で深堀、分析していく、“気づきの感度”と“チームでのコミュニケーション”の改善にフォーカスしていく必要があるのではと感じました。例えば、日常の業務の中で社員が感じた気づきや違和感を他者にうまく伝えられない、違和感を持っても何となく「大丈夫であろう、問題無いであろう」というバイアスも掛かっているのではと感じました。また普段のプロジェクト内での会話や、業務報告の場でも、チームリーダーや上司側が課題を拾い上げられなかったりすることがありました。
 こういった部門特有かつ今まさに部門で起こっている課題を全社研修で補うことは難しいと考え、開発品質の向上を目的に部門主導で研修をやってみようと考えました。

部門主導で開発チームの連携強化を行い、開発品質向上を実現したい

研修企画・狙い

“気づきの感度”と“チームでのコミュニケーション”の向上によりチーム連携の強化に繋げる

 数年前から当社は、NOKIOOが主催するダイバーシティや働き方改革に関するセミナーを参考にさせてもらったり、研修を実施していただいたりしてきました。当社の社内環境や社員のことも理解いただいている安心感もあり研修のご相談をしたところ、“気づきの感度”と“チームでのコミュニケーション”の向上に繋がる『アンコンシャス・バイアス研修』と『対話型組織開発研修』を提案いただきました。
 自分にバイアスがあることに気づけるか、社員がそれぞれ持っているモヤモヤを共通認識として持てているか。そういった気づきに繋がる2つの研修を行っていただくことにより、これまで社内環境が当たり前と感じていた社員にとって、新しい視点のインプットや刺激に繋がり、社員間に対話が生まれることを狙いとしました。
 どの社員に対して研修を実施するか悩んだポイントですが、インプットがメインの『アンコンシャス・バイアス研修』は幅広い社員を対象とし、『対話型組織開発研修』はまずはチームをまとめる立場となるプロジェクトリーダーの社員を対象にしました。

“気づきの感度”と“チームでのコミュニケーション”の向上によりチーム連携の強化に繋げる

NOKIOOからの提案

対話型組織開発研修 ーチームの問題、業務の問題をコミュニケーションから考えるー

プロジェクトメンバー間での関係性向上を目的にした、対話をテーマとする研修を企画、開催いただいております。
「対話とは何か」「なぜ対話が重要か」の理解を深め、「対話」と組織内での問題のつながり/自分が抱えている問題とのつながりを発見します。そして発見や気づきに対して自分が取るべき行動を具体的に言語化し、実践を促す研修内容です。

対話型組織開発研修 ーチームの問題、業務の問題をコミュニケーションから考えるー

研修実施・効果

研修を受講して終わりにしないフォローアップの重要性

 私たちはエンジニアなので、人材育成に関する理論のプロではなく、言語化や体系化は手探りです。しかし、NOKIOOの研修は明確にフォーカスする課題設定や目指したい姿をおさえながら、かつ、部門にフィットする内容でわかりやすく実施してもらったため、受講者の腹落ち感に繋がりました。
 『アンコンシャス・バイアス研修』は3年前から実施し、社員の半数近い約200人が受講しました。そのため、研修での学びが全社的な共通認識になっています。
 『対話型組織開発研修』は2年前から実施し、プロジェクトリーダーは全員、次期プロジェクトリーダー候補・各チームのキーマンも概ね受講し、延べ50名近くが受講しました。この研修は、参加者からも「おもしろい手法」と意見をいただいたように短時間で「対話」がテーマの一冊の本を軸に進行していきます。チームビルディングの要素も含まれ、同じ境遇や意見を聞くことができ、対話の場を日々の業務の中でも作らなければいけないという理解が深まりました。実際に、社員の話し方が丸くなった、人当たりが変わったという上司の声を聞き、社員からも「この件について対話をしたい」という声掛けがあり、日常の中で変化や浸透を感じています。
 また、『対話型組織開発研修』は手法や内容も高度なため、NOKIOOから本研修の約3か月後に振り返りのための『フォローアップ研修』を提案いただき実施をしました。受講者からも「研修を受けて終わりではなく、振り返りの場が重要であると認識した。やってよかった。」との声もあり、この研修に限らず、他の研修でもやるべきだと思っているところです。
 今後は、『対話型組織開発研修』の対象者をもっと広げて部門に浸透させていきたいと考えています。また、対話を深めていきたい一方で、「対話をしたいが時間がない」という課題や、「一人で仕事を抱え込んで、業務ボリュ―ムに波がある」という新たな課題に対し、引き続きNOKIOOにサポートいただきながら新たなテーマにも取り組んでいきたいです。

研修を受講して終わりにしないフォローアップの重要性