> ヤマハ発動機株式会社|導入事例NOKIOOの人材育成ソリューション 「これからのチームワーキングを組織に」

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導入事例 Case Study

講演・セミナー

多様な人材の育成

産休前 復職計画セミナー & 復職前 キャリア&ライフプランセミナー

ヤマハ発動機株式会社

人事総本部人事部企画グループ 川口さやか

テーマ:当事者向け両立支援研修

産休前 復職計画セミナー & 復職前 キャリア&ライフプランセミナー

インタビュー

背景・課題

変化が大きい時期だからこそ、チャレンジのきっかけにしたい

女性にとって妊娠・出産は、ライフステージが大きく変わる時期です。生活が大きく変化し、さらに1年ほど会社を離れるという時期に、会社としてアプローチが必要なのではないかと考えました。また、休職をする社員にとっても、漠然と育休時期を過ごし、なんとなく戻ってくるという状況は、両立不安を大きくする原因となっているのではないか、と考えています。
私自身も、産休・育休を2回取得し、気づいたことが2つあります。一つは、両立は家族や職場との協力体制をつくることの大切さ。つまり、育児も仕事もシェアをするということです。両立を進めるにあたり、全てを一人で完璧にすることは不可能に近いことです。自分自身で状況を冷静に分析し、ヘルプシーキングのスキルを身に着けることが重要だと思っています。
もう一つは、あふれている情報に捉われるのではなく、自分自身はどうしたいかを考えること。ただ、「私はどうしたい」を考えることは、非常に難易度が高い問いです。そこで、当社では当研修において下記をポイントに研修企画をしました。

➀当社としてのメッセージを伝える機会とすること
当社にとって、女性社員の力は非常に大きく、期待をしています。ライフステージが大きく変わり、会社と離れる時期だからこそ、普段伝える機会の少ない会社側からのメッセージを伝えています。また、育休はスキルアップの機会でもあることを、社外の方である講師から客観的に伝えてもらうことで、本人にとって新しい発見につながると考えています。

②自分がどうしたいかに向き合う時間をつくること
事情や価値観は千差万別。「一人ひとりが違う」ことを前提に、自分自身がどうしたいかを向き合う問いやワークショップを研修内で実施しています。

変化が大きい時期だからこそ、チャレンジのきっかけにしたい

研修企画・狙い

一人ひとりの違いこそが当社の強みであり、大切にしたいこと

検討プロセスの中で大切にしてきたことは、「一人ひとりが違う」ということ。
当社は、個性を重んじ、チャレンジする気風を受け継いできています。自身の意見をもち、発信し、そして失敗を恐れずにチャレンジをする者を尊重する、という当社人材育成の軸に沿って、当研修の検討をしました。
また、決め手となったポイントは、nokiooが主催しているセミナーでの出来事が非常に大きかったと思います。子育て中の女性向けセミナーに見学へ行った時のこと。赤ちゃんと一緒に参加されている方がいらっしゃったのですが、女性が個人ワークを進めている際、講師の小田木さんが、赤ちゃんを抱っこされたのです。とても自然な流れでした。
当社が今回の研修企画で大切にしていた、育児シェアを体現するnokiooにぜひお願いしたいと思ったことが決めてでした。

一人ひとりの違いこそが当社の強みであり、大切にしたいこと

NOKIOOからの提案

両立支援セミナーⅠ&Ⅱ ー育休をスキルアップの機会にー

仕事と生活の両立に必要なスキルを学ぶため、産休前に復職計画を考える研修を、育休復帰前にライフ&キャリアプランを描く研修を企画、開催させていただいております。
変化の大きな時期に重要なキャリアの棚卸し、及び復職にあたって必要となる、上司やパートナーとの対話スキルやヘルプシーキングなどのビジネススキルを学ぶ、両立支援をトータルに行う内容です。

両立支援セミナーⅠ&Ⅱ ー育休をスキルアップの機会にー

研修実施・効果

育休はスキルアップの機会という意識の芽生え

「育休はキャリアロスではない、スキルアップの機会」という意識をもって、復職してくれる社員が増えたことを実感しています。研修に参加して、「チャレンジしようと思った」「もっと仕事を頑張りたいと思った」などの声も届いていますし、学びを深めるため、別の研修に参加する社員もいます。
また、上司の意識変革も感じています。当研修を対象社員に案内するにあたり、上長に関わってもらっている部分があります。そのため、上司も研修を意識し、情報をキャッチアップすることを通じて、仕事の采配、マネジメントについて考えたり、女性に関わる研修を応援したりする声が上がってきています。
今後は、育休を取得する社員が自己実現のための言葉をどんどん発信し、育児をシェアしながら仕事をすることを当たり前にしていきたいと考えています。

育休はスキルアップの機会という意識の芽生え